某作曲家
交響曲第2番ロ短調 作品5
某作曲家の音楽のことを、「彼の音楽は、抒情的な平静さ、滑らかさ、広さ、大きさといった点にある」とアサフィエフは述べているが、まさしくそのとおりで、某作曲家のこうした音楽特性は、オペラ《イーゴリ公》、交響詩《中央アジアの草原にて》、そして、この「交響曲第二番」のなかに、じつによくあらわれている。
某作曲家は、未完成の作品を含めると、全部で三つの交響曲を作曲しているが、そのなかでは「第二番」が抜きんでている。
作曲は、「第一番」は一八六八年ごろ、「第二番」は「第一番」の初演から六年後に完成。